I have bad teste in music

わかりやすい音楽しか聞けない

今年発売のフルレングス(LP)のコメント

今年は、ほとんどmonstercat系列を聞いていたので、観測範囲がかなり小さいですが、とりあえず挙げておきます。

Peace Is the Mission

Peace Is the Mission

 

 大ヒットシングルはもちろんなのですが、アルバム序盤の曲の勢いは凄いですね。
Trap系の音楽はそこそこ聞いているつもりですが、発想面白さの点では、この方々(というかDiproなのでしょうか)が少し抜けている感じがします。

とりあえず真っ先に目について凄いのがスネアの音の選択。その他作曲面でも真似しようと思っても真似できないところが多いです。

 

 

I Cry When I Laugh

I Cry When I Laugh

 

ボーカルを担当したClean Banditの曲が界隈では有名のようですが、このJess Glynneのデビュー作も非常に良かったです。

しかし、音の構成は新しくなく、ずっと前からあるピアノ系ハウスの音であり、良かったといいつつどこが良いのか?という点の説明が難しいアルバムではあります。

ピアノ系ハウスですが、ずっと前からのピアノ系ハウスとは少し異なって聞こえます。ソングライディングのレベルが高いのかしら。

 

American Beauty/americ

American Beauty/americ

 

取り立てて良かったアルバムというわけではないですが、個人的には特筆すべきアルバムと思います。

 Punkシーンから出てきてメジャーでそれなりに活躍したバンドが、イノベーションのジレンマ的な状態なのか、そもそもバンドのポテンシャルなのか、最近元気がなくなっていく(売れなくなっていく、聞いても全然ピンとこない)傾向があると感じる中、このバンドは、流行りのリズム重視の方向に方向性を変えながら、かつ、クオリティを保ったな~と感じます。

(Rise recordsとかのメタルコア系は元気ですけれども、そこら辺はそもそも新人というか新しい流れなので、別の話。)

 

パーパス~デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)

パーパス~デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)

 

 これも良かったというわけではないけれども特筆すべきアルバムかなと思います。

ポップアイドルのアルバムですけれども、流行りの要素を盛り込みつつも、「悪くない」レベルに仕上がっています。

流行りを盛り込みと書きましたが。流行りとも少し違うかな。
Future R&BにDeepHouseのDeepな要素を更に合わせこんでいるというのが印象で、あんまり似てる音を聞いたことがないのでもしかしたら新しいのかも。

とにかく、自分のようなインディーも漁る人間から見て、「①流行りの要素を盛り込んだ②悪くない」アルバムを出すだけで売れることが明白な状態のポップ・アイドルが売り出すっていうのは、恐ろしいことと思いませんか。

ライトな層の音楽の認識がかなり大幅にアップデートされることでしょう。
このようにして、歌謡シーン以外は進歩して行くのでしょう。

 

Blood For Mercy

Blood For Mercy

 

 Mad Decent所属のYellow Clawのアルバム。

あんまりEDM、Trap系はアルバムレベルで追っていないところがあるので、これが今年の中でどのぐらいできの良いアルバムなのかはわかりませんが、Google Playの方で配信されて以降、かなり聞いてます。

個別要素としては(EDM的Trapが新しい流れなので新しいか否かは人にい存じますが)あんまり新しくないですが、アルバム各曲そこそこよくできています。

まだ、自分のハイハットの連打に甘さがあると認識した次第。